大切な人(ペット)を失った人に読んでもらいたい「生まれ変わりの村④」

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ペットも生まれ変わって再会した 生まれ変わりの村④ | 森田 健


58歳 | 女性 | 主婦 | kei

私が最初にこの本に出合ったのは最愛のペットを病気で失った時です。
気持ちのやり場がなく、毎日が悲しみに暮れていたある時、新聞広告でこの書籍のタイトルを目にしました。
きっと、亡くなった者に対する思慕の念の強さのあまり、こういったタイトルにはとても敏感になっていたためかもしれません。
ただ、かなりの反響のあった書籍らしく、著者の作品ではこの④に①~③までの集大成の内容が詰まっているとのこと。
迷わず購入しました。
私が興味をひかれたのはこの「ペットも生まれ変わって再会した」というサブタイトルの部分。
愛犬に天寿を全うさせられず病気で失った直後の私には突き刺さるタイトルでした。
著者は前世に記憶を持つ人が沢山住んでいると言われる中国のある地域に取材に行き、その時の数々の証言を克明に記しています。
こんなことがあるのだろうか…と思いつつも読み進めていくうちにだんだん信じざるを得なくなる自分がいます。
前世を語る人が共通して話しているのがあの世というものはあり、生まれ変わるときに前世の記憶を消す「忘却のスープ」なるものを飲むことによって前世の記憶を消してこの世に生まれてくるのだということ。
この話は、取材した中国の村人のみならず日本でも同じような前世の記憶を持つ方がいて、その方も同様に生まれ変わる最後のステージに行くと「忘却のスープ」を飲む順番がくるのだそう。
このスープを飲むことを何がしかの方法で回避した人だけが前世の記憶を持って生まれるということのようです。
著者は愛犬が亡くなるときにこのスープを飲まずに「待て」をすることを何度も言い聞かせ、生まれ変わった愛犬に無事巡り合うという奇跡のような話が載っています。
人にもペットにもこんなことがあるなんて…。
とにかく愛する者が亡くなってしまったことで気持ちの切り替えができない方にはおススメしたい本です。
あの世といもうのがあって、また生まれ変わるのだという希望が持てただけでも慰めになります。

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