竜馬が行くは、若者にぜひとも読んでもらいたい偉人伝です。

この作品は、未来がなかなか見えない時代だからこそ若者にぜひとも読んでもらいたい作品だと思います。
考えてもみてください、テレビや電話、インターネットもない時代に坂本龍馬を中心とした若者が自分たちが掲げる理想を日本全国の同志を探しながら実現に向けて東奔西走する姿はいまやなかなか見られないものです。
もちろん、彼らの行動がなければ、日本の近代化はさらに遅れていたのかもしれません。多くの若者の血が流れますが、それも日本のよりよい未来を築こうとするためという信念があってこそ。
また、坂本龍馬のような若者だけではなく一つ上から視野を見ていた勝海舟の存在なども作品の中で見落としてはならない重要なポイントだと思います。
明治維新は、この作品を読むことにより、まさに日本の未来を憂い、切り拓こうとする若者によってなし得たものだと改めて感じることができます。
実際に今の若者はどうでしょうか。50歳を迎えようとする我々も含め、どうしても現場に不満を述べるだけで変えていこうという思いが足りないのではないかと実感しています。
だからこそ、まずはこの作品を読み、現状に甘んじることなく、未来を切り開かねばならないと感じてしまいます。