天才修復士が感性と能力、そして発想を活かして問題を解決していくミステリー作品!

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コンサバター 大英博物館の天才修復士 | 一色さゆり


51歳 | 男性 | 自営業 | 文庫マニア

大英博物館で修復士として勤務するスギモトとアシスタント修復士として勤務する晴香。
博物館で取材を受けることになっていたスギモトが急用で不在となり、
代わりに晴香が取材を受けることになりました。
同じ修復士と言っても材料ごとに存在するほど奥が深く厳しい仕事なので、
晴香は館内を案内しながら、自身が担当する和紙を材料として制作された作品の修復の説明を行ないます。
スギモトに会えなかったことは残念に思いつつ、晴香に感謝して館内を後にした記者を見送り無事に代役を果たしました。
その後スギモトと晴香が食事を共にしてから2人の前に立ちはだかる問題が続いていきます。
経済的に苦しい晴香はスギモトの助手としてスギモトの家に仮住まいすることになり、
住む場所には困らなくなりますが、助手としてスギモトと関わっていく中で心身共に疲弊することも度々あり、
ギクシャクした関係が続く中で博物館で起こる問題を共に解決していくごとに、
お互いの心のつかえが軽減されていく様子が読んでいてドキドキさせられることもあります。
天才修復士と呼ばれるスギモトは誰からも好かれていたわけではなく、
どちらかと言えば天才故に自由奔放な面が目立ち、
館内の上層部のスタッフからは手を焼く存在として敬遠されがちになっていました。
様々な問題を解決した末に晴香は仮住まいから正式に住むことを許可され、
スギモトは最後の問題を解決するために犠牲となった作品の責任を取るために博物館の修復士を辞めますが、
助手として生活していくことを決めた晴香も同時に辞めてしまいます。
辞めてからのスギモトのセリフを読んでいると、怪しい考えと計画がありそうで興味深いと思ったところで終わります。
“もしかしたら続編が執筆されるのかもしれない”と読了後に期待をしていました。

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