「アヘン王国潜入記」を読んでアヘンのことがよく分かりました

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アヘン王国潜入記 | 高野秀行


43歳 | 男性 | 自営業 | pukuripo

学校の歴史の授業でアヘン戦争を習ったり、日常でもニュースでよく見聞きする麻薬ですが、著者の高野秀行さんが実際にアヘン(ケシ)を栽培しているミャンマー北部に行ってアヘン、麻薬について大調査をした取材日記です。

現地はミャンマー北部のゲリラ地帯ですが、まず最初にこの危険地帯に潜入するところから始まって、現地に到着した後は部族の人と一緒に生活をして栽培をするというのがメインの話になります。この過程でミャンマーという国の実情や貧困な農村の暮らしぶりを知ることが出来ますし、麻薬の原料を作っているのにどうしてミャンマーの警察に逮捕されないのかといった疑問も徐々に晴れてきます。日本はもちろんのことミャンマーでも違法なことを行っているわけですから、テレビでは決して放送できない内容になっていて、きっとこの本でなければ他では知ることの出来ない貴重な情報がたくさん詰まっています。

ちなみにですが著者が栽培をしてそれだけで終わるわけではありません。アヘンとは何か?という読者の疑問に答えるべく実際に栽培して収穫されたものを使用した感想もあり、その中毒性も含めて取材としては完成度が非常に高いと感じました。

尚、私たちが使用するとなるとモルヒネという鎮痛薬になります。これはアヘンが基になっている人類最古の鎮痛薬で、この取材は単に麻薬の話というだけで終わらせるのではなく、医者がないない貧困な農村ではガンの鎮痛薬として使用しているという話も出てきますので内容的には幅広いものになっています。ですので少しでもアヘンについて興味がある方には是非読んで頂きたいです。探検や冒険型の秘境取材は野蛮な感じがして苦手という方でもこの1冊でとても勉強になると思います。

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