ミステリと言う勿れ 読んだあと、日常のなかに気づきが増えました。

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ミステリと言う勿れ | 田村由美


34歳 | 女性 | 主婦 | かんな

主人公は大学生の青年。次々と事件に巻き込まれます。

鋭い洞察力とマイペースな発言で、事件を解決していきます。

犯人や、出会う人々もそれぞれ個性的で、様々な背景を抱えています。

殺人犯のひとりで一番印象的だったのは、とても綺麗好きなバスの運転手。

話の最中もゴミをみつけては片付けて、小さな埃も気になってしまう性格です。

主人公はそのゴミをどうするのかと観察していたところ、ゴミ箱に捨てるのではなく、カーペットの下に隠したり、ソファの隙間に押し込んだりしたのです。

そこで主人公は気づきました。「あなたは殺したのではなく、片付けただけなのですね」と。

あっさりと認めた運転手。子供によく見られる行動で、視界からみえなくすることで「片付けた」と勘違いしているのです。

結局その運転手は、仕事中の不注意で死なせてしまった客を「ミスを隠すため」生き埋めにしたのです。

それを読んでいてゾッとしました。

確かにうちの子供も壊した玩具や、ジュースをこぼして汚れた服を見えない所に隠す癖があります。

この犯人は極端な例ですが、ミスを隠したいという気持ちを持っているのは子供だけではありません。

子供の頃にきちんと注意し、教え、まっとうに育てていくのは意外にも難しい。

漫画の中では「どうして人を殺してはいけないのか」について主人公の考えが説かれているのですが、なるほど、色々と考えさせられます。

それぞれの事件に伏線もはられていて、段々とつながってくるのが爽快で面白いです。

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