大人が読んでも泣ける絵本の代表作、かわいそうなぞうは、必読です。

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おすすめする本

かわいそうなぞう | 土家由岐雄


38歳 | 男性 | 会社員 | ぼっつ

第二次世界大戦の最中、逃げ出しては危険である上野動物園の動物を殺処分しなければ、ならないという話です。

動物園という、世の中が平和でないと成り立たない娯楽施設を舞台に、人間の都合で動物達を死に至らせなければならないという残酷さを絵本という媒体で、とても分かりやすく説明しています。

餓死させなければ、ならないと飼育係が決めた後も、芸をすれば、餌がもらえると健気に、芸を続ける象の姿が、とても心を打ちました。

また、トンキーが死んだトンキーが死んだと、最後に連呼するシーンも何か拙い感じがするのですが、そこが逆にリアリティがあり、感動しました。

当時の飼育係という立場も、戦争という危険な状況の中、人々に笑顔を与えようと、奮闘していたはずです。

また、飼育技術なども今とは比べものにならないぐらい、低かったと思います。

そんな中、活動していた飼育係の方が、可愛がっていた動物を殺す決断に至る、歯がゆさが、この作品には、描かれています。

おそらく初版は、かなり昔だと思うので、図書館などでも拝見できますし、子供達にも是非読んで欲しい作品の一つです。

現在の親世代は、戦争を知らない世代ばかりですので、こういった作品を広めていき、二度と戦争をしてはいけないということを、後世に繋げていってほしいなと思います。

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