ミュージシャンに恋する人におすすめ!「カノジョは噓を愛しすぎてる」

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カノジョは噓を愛しすぎてる | 青木琴美


44歳 | 女性 | 会社員 | あみこ

数年前に、佐藤健さん主演で映画化されたマンガ「カノジョは噓を愛しすぎてる(通称:カノ嘘)」。実写で観て面白かったので原作を読んでみました!
映画とは結末も含め展開が結構違うのですが、原作のほうがそれぞれのキャラクターが丁寧に描かれていて、構成もしっかりしているので、そのストーリーにぐぐっと引き込まれます。ミュージシャンとして作りたい音楽と売れるための商業音楽との葛藤、作り上げられる人気と実力とのギャップ、芸能界の色恋沙汰…ミュージシャンに恋したり、付き合ったり、あるいは自分が一度でも音楽の世界に足を踏み入れたことがある人なら、あるある!と共感できるポイントがたくさんあるお話だと思います。
個人的には、主人公とプロデューサーとの「作りたい音楽vs商業音楽」のくだりがすごく好き!映画にも残されているシーンなのですが、マンガではなぜプロデューサーが売れる音楽であることにこだわるのか?の背景がしっかりと描かれていて、すごく切なくなります。フィクションのマンガだけれども、売れなきゃ意味がない、という言葉がリアルにすごく刺さるというか…バンドブーム世代で、さまざまなバンドを終わりを見てきた私には、痛いくらいよくわかる話でした。
ちなみに佐藤健さんが演じた主人公のアキは、映画だと笑顔の少ないキャラクターで、それはそれですごくかっこよかったですが、マンガではもっとチャーミングなキャラクターで、恋愛に対して器用さと不器用さが入り混じってて、女ゴコロがくすぐられます!
ミュージシャンに憧れている女の子に、ぜひ読んでほしいです。

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