幻想怪奇小説の魔術師の帝国《1 ゾシーク篇》を読んで酔いしれました。

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魔術師の帝国《1 ゾシーク篇》 | クラークアシュトンスミス


39歳 | 男性 | 会社員 | こぶらついす太

怪奇小説で有名なラブクラフトが好きでよく読んでいたのですが、同じ時代に活躍してラブクラフトの文通仲間であり親交も深いクラークアシュトンスミスの作品が新しく出ていたので読んでみました。
こういう怪奇作品は完全に作り物の世界でファンタジーなのでどんなにおどろおどろしい世界観でも楽しめるし勇気や希望が湧いてくるのが好きです。
さて魔術師の帝国ゾシーク篇は私好みの短編がたくさん含まれていました。いずれも著者のスミスが作り上げた独特の世界観の中で物語が進んでいくのですが、なんともいえない魅力があるんです。
得体のしれない怪物や化け物が出てくるんですが決してしらけることなく読ませてくれるんです。文章が洗練されていて美しく華麗な文体です。
スミスは詩人でもあるので表現が美しいんです。読んでいると視覚的なイメージがどんどん湧いてきてそれがハマる要素だと思います。
ラブクラフトと違ってスミスはユーモアセンスもあって大抵の作品がバッドエンドなのですがブラックユーモアのセンスを感じます。読み終えた後にんまり笑ってしまうようなそんな作品群です。
私はこの読書を通してとても元気が湧きましたし前向きになれました。怪奇小説は暗いものではなく物事を深刻にとらえず前向きになれるような分野でもあると思いました。

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