宿は目の前!!チェックインを一日間違えたスキー旅行

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車中泊の場所と車種

奥只見丸山スキー場 | フォレスター | 1人


愛知県 | 会社員 | 45歳 | 男性 | shinsokumuso

スキーフリークなら雪がある限り、雪を求めてどこまでも~と考えるものです。若かりし筆者もその一人で、毎年GWになると新潟県魚沼市にある「奥只見丸山スキー場」に数日籠るのが恒例行事でした。スキー場まで続くシルバーラインという長いトンネルを潜り、登り、蛇行した先には奥只見ダムを横目に溜めに溜まった雪が待っています。このスキー場は豪雪地帯で周囲のスキー場が厳冬期で賑わっている時期は閉鎖していて春になるとオープンするという少しタイムラグのある場所なのですが、日本にはいくつかこういう雪山があります。今年も来れたなあと感激しながらスキー場の横にある毎年世話になっている定宿、というよりここしかないのですが窓口でチェックインを済ませようとするとフロントで「○○さんは、明日からのチェックインの予定になっておりますが」との返答が!? いやいやそんな事はないはずだと再度紙面等に目を通すと受け止めたくない現実が迫ってきました。
それでも年に一度の事だし、一泊余計くらい何てことなはい!と「前泊します」と申し込んだところ「本日は満席でして」との事でした。
先に申し上げた通り、ここはいわば天空のスキー場で下山するには余りにも面倒な場所。明日になれば全てが終わると車中泊を決意するのでした。がしかし、かなりの誤算がありました。

駐車場の目の前は宿があるわけだし、トイレや飲食は大丈夫だろう。最悪エントランスで仮眠もできるだろうとタカを括っていたのもつかの間、夜8時になると宿のエントランスを閉めてしまうとの事!目論見は見事打ち砕かれたわけです。
それに加え、最近仕事が忙しくてあまり食料を買い込んで来たわけではなく飲み食いできるものはカロリーメイトとペットボトルのお茶のみで凌ぐしかありません。また当時所有していたau携帯の電波状況が悪く電話も使えず・・・何もできず救助隊が来るのを期待しているような気分と、宿から聞こえるアルコールチャージした大きな声が聞こえてくるとマッチ売りの少女のような気持ちにもなりました。「あ~、俺は死ぬんだ」とはさすがに思いませんでした。疲れがあったので車中でもすぐに深い眠りにつきました。
翌朝は、昨日の事なんて全く気にもせず、一目散で身支度を済ませて雪上に向かっていくのでした。

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