『ちどり亭にようこそ4』を読んで前向きになりました。

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ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~ | 十三湊


31歳 | 女性 | 自営業 | あき

「ちどり亭にようこそ」のシリーズは好きで、全4巻まであるのですがすべて読みました。どの話もよかったです。
4巻は最後ということもあって、登場人物たちのこれからのことが少し語られています。
花柚さんは大好きな総君と結婚できるのか、お店はどうなるのかなど、いろいろな悩みのようなものがありました。二人の結婚は難しいのかなと思っていたのですが、事態はよい方向に向かっていきます。思わぬところから救いの手もあり、優しい人たちに囲まれていていいなと思いました。
慧君は料理の道に進むことになります。最初は花柚さんに拾われてアルバイトとして料理を作っていただけなのに、それが一生の仕事になってしまうかもしれないなんて、人生どこで何があるかわかりません。ちょっとしたきっかけがその後の人生の方向性を決めていくこともあるのだなと思いました。「これが自分の人生の目的だ!」「使命だ!」と思って何かをやり始めるのではなく、使命だとは思っていないようなことでも何となくやってみてみたら、それが人生の目的だったり、使命だったりするのかもしれません。
ちどり亭にようこそでは毎回料理が登場しますが、今回もおいしそうな料理でした。料理の勉強にもなります。

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