映画よりも感動する「君の膵臓をたべたい」は小説がおすすめ

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おすすめする本

君の膵臓をたべたい | 住野よる


70歳 | 男性 | 自営業 | 千田ちまき

映画が話題だったので見たのですが、イマイチ感動できませんでした。そこで原作を読んでみたんですが、はっきりいって原作を読んだ方が感動します。
原作者の住野よるさんの仕掛けがうまいので、後半はグイグイ引き込まれて感動させられます。特に主人公の名前を明かさないで最後まで引っ張っていくやり方は、小説だから可能なことです。
主人公の男の子は病院で1冊の日記を拾うのですが、それを書いた女の子と知り合い、付き合うようになります。実は日記には膵臓の病気で長く生きられないということが書いてあり、男の子はそれを知りながら彼女と付き合うのです。
2人の会話のテンポがよくて、青春そのものといった感じで楽しく読めます。楽しければ楽しいほど、後半になって悲しくなってしまいます。
主人公の男の子は後半になって、彼女が死んだことを知ります。ところが死因は病気ではなく、隣町で発生した通り魔事件の犯人に刺し殺されたのです。
読者はこのことを知って、エーッとショックを受けることでしょう。病気で死ぬのもイヤだけど、刺し殺されてしまうなんて、信じられません。
そして感動するのが「君の膵臓をたべたい」という言葉が彼女への愛の言葉だということです。映画よりも複雑ですが、とても読みやすいので映画を見た人も、小説でもう一度この作品に触れてほしいです。

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