過去にアニメ化も２度された人気漫画封神演義

封神演義という漫画を読んで私が思ったのは元の話をここまで変えて漫画にして面白いと思えた初めての漫画だと思いました。
大抵の作品は原作がある作品を漫画にした時はどれだけ原作に忠実に描いているかを重視する事が多いですが、この封神演義という漫画を読んで思ったのは登場人物はそのまま出てきても描き方は全く違っていました。

なので、元々中国の封神演義を読んで知っていた人は違和感を感じる作品だったかもしれないですが、私はこの作品は
そこらへんをあまり意識しないで好き勝手に描いていたのが逆に好感が持てました。

特に私がこの作品に衝撃を受けたのは物語の舞台は古代中国のままであり登場する人物も原作通りに出てくるのですが
その姿形がどう見ても古代中国という感じではなく、SFファンタジー作品みたいになっているのが衝撃でした。

古代中国が舞台でありながら全く古代中国感がないのがまた物語終盤には明らかにSFになっていって宇宙人まで出てきてかなり衝撃的な展開でした。ストーリーとしてはかなりぶっ飛んだ内容となっているのですがそのぶっ飛んだ内容が逆に物語に引き込まれていく要因になっていたと思いました。

元々の封神演義の話からすればあり得ない展開ですがここまでよく見事にアレンジできたという感じで感心しました。