日常を非現実的に見せて面白く彩る「涼宮ハルヒの憂鬱」

「涼宮ハルヒの憂鬱」は、日本では有名かつ人気作品の涼宮ハルヒシリーズの代表作になると言えます。
元々はライトノベルでしたが、その後コミックやアニメ、ゲームなど、いろいろな商品展開をしています。
特にアニメ化はこの作品の知名度を一気に高めるきっかけになりましたが、ライトノベルや漫画でも普通に面白いです。
設定それ自体はよくあるようなものに見えますけど、細かいところで差別化がされているのが特徴です。
基本的には高校生を中心とした学園ものの作品になっているため、そんなに変わった作品には見えません。
しかし、実はキャラに秘密があり、主人公以外は普通の人間ではなく、何かしらの優れた能力を持っていたのです。
したがって、普通の人間しか出てこないように見えて、普通の人間はほとんどいないという状況と言えます。
その結果、単なる日常の光景にしか見えない状況が、徐々におかしな方向に向かっていくわけです。
日常を非現実的な形で面白く描いているという、ちょっと珍しい作風が特徴であり、そこが楽しさの所以でしょう。
読んだことがない人に関しても、ちょっと読んでみるとハマる可能性があると思いますし、多くの人におすすめできるのが涼宮ハルヒの憂鬱です。